ビットコイン「生みの親」にあらず=豪科学者の主張退ける―英裁判所
【ロンドン時事】英高等法院は14日、代表的な暗号資産(仮想通貨)であるビットコインの生みの親だと主張するオーストラリアのコンピューター科学者クレイグ・ライト氏(53)について、実際の考案者ではないとする判決を言い渡した。英メディアが一斉に伝えた。
ビットコインは「サトシ・ナカモト」と名乗る人物が2008年に発表した論文を基に開発したとされる。サトシの正体が何者かは長年不明だったが、ライト氏が16年に自身がサトシだと名乗り出た。
ただ、その主張に異議を唱える声は多く、ライト氏がビットコインの知的財産権に関する訴訟を相次ぎ起こしたことで関係者らが反発。暗号資産業者などでつくる非営利団体「仮想通貨オープン特許同盟(COPA)」が21年に同氏を提訴していた。
[時事通信社]
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