2024-03-11 14:15スポーツ

日本勢、五輪会場に好感触=空調や照明の影響なし―バドミントン

パリ五輪でバドミントンなどの会場となるアディダス・アリーナ=10日、パリ
パリ五輪でバドミントンなどの会場となるアディダス・アリーナ=10日、パリ

 【パリ時事】バドミントンのパリ五輪テスト大会を兼ねたフランス・オープンが、10日まで五輪会場となるパリ市内北部のアディダス・アリーナで行われた。市内にある五輪会場では唯一の新設で2月に完成したばかり。以前から治安の悪い場所とされ、会場周辺では連日、多くの警察官が警備に当たっていた。
 初めてプレーした日本勢は空調や照明で悩まされることがほとんどなく、多くが好感触を得たようだ。女子シングルス準優勝の山口茜(再春館製薬所)は「やりにくさが特にない」、男子シングルスの奈良岡功大(IMG)は「嫌なイメージがない」と振り返った。
 男子ダブルス4強の保木卓朗、小林優吾組(トナミ運輸)は持ち味を生かせる会場とみている。シャトルが風の影響を受けないため思い切ったショットが可能で、保木は「しっかりとレシーブをして相手の体力を削り、甘い球が上がってくれば小林の一撃がすごく生きる」と分析した。
 女子ダブルスの永原和可那、松本麻佑組(北都銀行)は4試合を全て違うコートで戦った。センターコートで特別に演出された準決勝は敗れたが、松本は「こういうのは1回味わうのと、そうでないのとでは違う。良かった」とプレー以外の面での収穫も強調した。 
[時事通信社]

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