四国遍路を歩いて点検 香川など四国4県
「四国遍路」の世界遺産登録への機運を高めようと、道の安全性などを歩いて点検するイベントが四国4県で開かれた。約1200キロの遍路道を10キロ程度の105区間に分け、道案内の適切さや休憩場所やトイレの整備度合いを確かめ、ごみ拾いもした。
香川県さぬき市役所での出発式で同県の池田豊人知事は「世界遺産登録には機運醸成が重要。1万人近い参加者が遍路道を歩くことは大きな力になる」とあいさつした。主催団体によると、2016年の初開催以降最多の約9000人が参加した。
この企画はNPO法人「遍路とおもてなしのネットワーク」(高松市)が開催し、今年で9回目。今回は遍路道の点検に8881人、道沿いで参加者に食べ物や飲み物を振る舞う「お接待」に427人が事前登録した。【もぎたて便】
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