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2024-02-26 16:41World eye

「ダビデの星」落書き、ロシア連邦保安局関与か　仏

【パリＡＦＰ＝時事】仏パリ市内および近郊の建物に昨秋、「ダビデの星」が落書きされた問題について、当局はロシア連邦保安局（ＦＳＢ）が関与したとの見方を示している。関係筋が２３日、明らかにした。≪写真は、仏パリ市内の建物の壁に描かれた「ダビデの星」≫
　イスラエルとイスラム組織ハマスの軍事衝突が始まってから数週間後の昨年１１月、仏検察は、パリ市内および近郊の建物にダビデの星の落書きが６０個見つかったと報告した。こうした行為はユダヤ人への脅迫と解釈されている。
　事件をめぐっては、モルドバ人の男女２人が逮捕されている。捜査関係者は匿名を条件に、２人に指示を出していたとされる親ロシア派のモルドバ人実業家を特定したと明らかにした。モルドバは旧ソ連構成国だったが、１９９１年に独立した。
　関係者は日刊紙ルモンドが最初に報じた機密書類の情報を引用し、仏内務省の情報機関、国内治安総局は、画策したのは、ロシア国外での作戦を担当するＦＳＢ第５部だと判断していると述べた。ＦＳＢは旧ソ連の情報機関ＫＧＢの主要な後継機関。
　ＦＳＢ主導とされるこの作戦について、ルモンドは、ポーランド、スペイン、ドイツ、ルーマニア、オーストリアも標的とした広範な偽情報拡散の一環だったと報じている。【翻訳編集ＡＦＰＢＢＮｅｗｓ】

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