「ライオンの噴水」に塗料、サーカスの動物使用に抗議 伊ローマ
【ローマAFP=時事】動物の権利を訴える団体「アニマル・リベリオン」の活動家2人が1日、サーカスの動物使用に抗議し、イタリアの首都ローマを象徴するポポロ広場の「ライオンの噴水」に塗料を投げ込んだ。≪写真は、伊ローマで、塗料が掛けられたポポロ広場の噴水のライオン像を清掃する作業員≫
活動家たちは赤と黄色の塗料を噴水に投入。「サーカスの動物をなくせ」と書かれた横断幕を掲げた。周囲にいた観光客はこの様子を携帯電話で撮影していた。
声明によるとこの行動は、昨年11月にローマ近郊の海辺の町ラディスポリでサーカスから逃げ出した「キンバ」という名のライオンにちなんで行われた。当時雄ライオンが夜間人けのない通りを歩く姿を捉えた動画が報じられた。
欧州では20か国以上がサーカスでの動物の使用を禁止または厳しく制限しているが、イタリアにはそうした規制がなく、全土で2000頭近い動物がサーカスにいると推定される。【翻訳編集AFPBBNews】
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