国債発行総額、181.5兆円=3年連続減―来年度計画
財務省は22日、2024年度の国債発行計画を発表した。発行総額は181兆4956億円で当初段階では3年連続の減額となる。国債の償還に充てる借換債の減少が主因。一般会計予算の財源不足を補う新規国債発行額も34兆9490億円と3年連続減少する。
来年2月に発行が始まる脱炭素化に向けた「GX(グリーントランスフォーメーション)経済移行債」は6633億円を予定。24年度に実際に市場で発行される額は23年度補正予算で手当てした分を含め計1兆4000億円を見込む。新たな「子ども特例債」は少子化対策の当面の財源不足を補う「つなぎ国債」として2219億円発行。
このほか、借換債は23年度当初比22兆360億円減の135兆5154億円、財政投融資事業の財源となる財投債は10兆円、東日本大震災からの復興費用を賄う復興債は1461億円。
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