2023-11-17 08:00地域

「魚市場まつり」でおいしさPR 福島県相馬市

 福島県相馬市で、地元水産物の魅力やおいしさを広めようと、相馬双葉漁業協同組合主催の「相馬原釜魚市場まつり」が開かれた。底引き網漁で取った10数種類の魚の500円詰め放題などが行われ、多くの人でにぎわった。
 会場となった原釜荷さばき施設では、相馬沖で水揚げされた天然トラフグ「福トラ」の鍋と唐揚げ各250食、ヒラメのフライ150食が無料で配られた。
 福島市内から家族で訪れた小学1年の男子児童(7)は「初めて食べた。すごくおいしい」と完食していた。
 同県などでは、8月から始まった東京電力福島第1原発の処理水の海洋放出による風評被害が懸念されている。漁師で同漁協原釜地区青壮年部長の石橋正裕さん(44)は「福島の魚に対する消費者の反応を知りたかった」とした上で、「想定より多くの人が来てくれた。福島の漁況を知ってもらうきっかけになればうれしい」と笑顔で話した。【もぎたて便】

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