旧日銀支店、1950年代の姿復元 広島市
改修工事を終えた被爆建物の旧日本銀行広島支店(広島市)の一般公開が9日、再開された。1950年代の姿に復元され、市の担当者は「多くの方に来ていただきたい。建物の歴史を知って平和の尊さを体感してもらえたら」と話した。
工事は2022年3月から23年9月まで実施。国の重要文化財指定を目指し、壁を白から淡いクリーム色に変えるなど、当時の状態を再現した。
旧日銀広島支店は1936年に建てられ、被爆後の復旧工事を経て、92年まで支店として使われた。2000年に市の重要文化財に指定され、日銀が市に無償貸与している。館内では市の所蔵品を常設展示しているほか、市民などにスペースの貸し出しも行っている。【もぎたて便】
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