初の戴冠は地元で=山田将、けが乗り越え―W杯スケート
初のW杯金メダルは地元で手にした。帯広市出身の山田将は男子1000メートルで昨季世界選手権3冠のストルツ(米国)らを抑え、「やっと自分の力が出せた」。けがに苦しんだ27歳に安堵(あんど)の笑みが広がった。
数年前に左足首を捻挫した。重傷ではなかったものの、治り切らないまま練習を続けたため、患部が曲がったまま固まってしまった。「足首の柔らかさが一番の持ち味だった」という山田将にとっては致命的。タイムが伸び悩む中で、懸命のリハビリを続けてきた。
やっと光明が見えてきたのは今年の夏場。足首がぐらぐらする感覚はなくなってきた。「今シーズンの自分ならいけるんじゃないかという手応えがあった」。力みの少ない滑りが戻り、不安が薄れたことでレースへの集中力も高まった。
8位に終わった弟の和哉も着実に成長している。「お互いに刺激し合って、2人で世界の表彰台に立てたらこれ以上のことはない」。シーズン序盤から、久しぶりに明るい展望が開けている。
[時事通信社]
最新動画
最新ニュース
写真特集
-
【大相撲】大関・琴ノ若
-
【女子フィギュア】千葉百音
-
【野球】野球殿堂に入った名選手
-
【駅伝】第100回箱根駅伝
-
【女子フィギュア】吉田陽菜
-
【男子フィギュア】山本草太
-
【野球】日本シリーズ関西対決 阪神が38年ぶり日本一
-
【MLB】ドジャースの歴代日本選手