コロナで失った夏、取り戻せ=甲子園でイベント開催へ
新型コロナウイルス感染拡大で、日常が一変した2020年、夏の風物詩も例外ではなかった。全国高校野球選手権大会が戦後初めて中止に。当時高校3年生だった球児は「最後の夏」を奪われた。あれから3年がたち、止まっている時計を動かすためのイベントが行われる。
「あの夏を取り戻せ」の名称で11月29日から3日間、甲子園球場などで開催されるイベント。中止となった地方大会に代わって開催された各都道府県の代替大会優勝校など約40チームが出場を表明し、当時3年生だった元高校球児600人以上の参加を見込んでいる。29日には甲子園でシートノック、入場行進と記念セレモニー、特別試合2試合などを行う予定だ。
発起人の大武優斗さん(武蔵野大)は、昨夏に東京・城西大城西高時代のチームメートと改めて「あの夏」の悔しい思いを語り合ったことをきっかけに、実行委員会を立ち上げた。1日に東京都内で行われた記者発表会で、「甲子園がなかったことを言い訳に前に進めず、人生が止まっている選手は多いと思う。同世代が一歩踏み出すきっかけになるプロジェクトにしたい」と話した。
公式アンバサダーには前阪神監督の矢野燿大さんと、東京・早稲田実高時代に甲子園で活躍した元ヤクルトの荒木大輔さんが就任。矢野さんは20年当時も「甲子園の土」入りのキーホルダーを全国の高校球児に配布し、彼らの気持ちに寄り添った。「ここまでよく持ってきたな、とすごいの一言。思い切り気持ちをぶつけてほしい」とエールを送った。
[時事通信社]
最新動画
最新ニュース
-
ウッズ、4年ぶり全米オープン=特別推薦で出場へ―男子ゴルフ
-
イスラエルとの貿易全面停止=ガザ戦闘で圧力強化―トルコ
-
2日の日本選手=米大リーグ
-
マイナス金利解除は自然=黒田前日銀総裁が講演―NY
-
レーバークーゼンが先勝=サッカー欧州リーグ
写真特集
-
【大相撲】大関・琴ノ若
-
【女子フィギュア】千葉百音
-
【野球】野球殿堂に入った名選手
-
【駅伝】第100回箱根駅伝
-
【女子フィギュア】吉田陽菜
-
【男子フィギュア】山本草太
-
【野球】日本シリーズ関西対決 阪神が38年ぶり日本一
-
【MLB】ドジャースの歴代日本選手