22歳木島、MLSで奮闘=在米10年の異色MF―サッカー
米メジャーリーグ・サッカー(MLS)に、異色の経歴を歩む日本選手がいる。首都ワシントンを本拠地とするDCユナイテッドのMF木島萌生(22)。12歳で単身渡米して厳しい環境でもまれ、昨年にプロデビューを果たした。「チャンスがあれば日本代表に入りたい」と夢を語る。
横浜市出身。幼少期からインターナショナルスクールに通っていたこともあって海外に興味があり、男子テニスの錦織圭(ユニクロ)ら多くのスポーツ選手を輩出したフロリダ州のIMGアカデミーの門をたたいた。9歳で始めたサッカーは「全然うまくなかった」といい、当初は留学のイメージ。だが、地道に練習を積んで徐々に上達し、15歳からプロを意識するようになった。
ノースカロライナ州のウェイクフォレスト大に在学していた2023年12月、ドラフトでセントルイス・シティーから1位指名を受け、24年はシーズンの約半分の18試合に出て1得点。今季、DCユナイテッドに移籍した。
MLSではマイアミのFWメッシら世界的名手がプレー。対戦した時の体験を「ボールを奪えたこともあってびっくりした」と笑って振り返る。元日本代表DF吉田麻也(ロサンゼルス・ギャラクシー)とは試合の際にユニホームを交換し、「言葉が出ないほど感動した」。
新天地ではボランチや両サイドをこなす万能選手として出番を増やした。3月8日のスポルティング・カンザスシティー戦では後半に決勝点を決め、勝利に貢献。「欧州にも挑戦したいが、まだ実力が足りない。チームのために活躍することに集中したい」。地に足を着けて己の道を進む。 (時事)
[時事通信社]
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