妻を焼殺した男の裁判開始 フランス
【ボルドーAFP=時事】フランスとアルジェリアの二重国籍を持ち、2021年に妻を焼殺した男の裁判が24日、フランス南西部ボルドーで始まった。事件は国内に衝撃を与え、また警察が女性を保護するための適切な対応を怠ったとして強い批判を招いた。≪写真は資料写真≫
建設作業員のムニール・ブタア被告(48)は、アルジェリア生まれの妻で、3人の子の母親だったシャヒネズ・ダウドさん(当時31)を21年に焼殺した。
被告はそれ以前にもダウドさんの首をしめ、ナイフで脅した罪で服役した後、2020年末に出所。
裁判所はダウドさんへの接近禁止命令を出していたが、ブタア被告はダウドさんとの同居を21年3月まで続け、その後、ダウドさんは再び、ブタア被告によるドメスティックバイオレンス(DV)を警察に通報していた。
ブタア被告はストーカー行為を繰り返し、ボルドー近郊にあったダウドさん宅の外にワゴン車を止め、隠れて監視を継続。
21年5月4日、路上でダウドさんを襲い、両脚を銃で撃ち、ガソリンをかけて火をつけて死に至らしめた。その後間もなく逮捕された。
ブタア被告は、前のパートナーへのDVでも告発されていた。
一方、事件後、ダウドさんから通報を受けていた警察官が適切な対応を怠っていたことが明らかになり、正式な調査が開始された。ダウドさんには、DV被害を訴える女性が警察に危険を直接通報できる電話端末が提供されていなかった。一方、ブタア被告には、ダウドさんに接近した場合に警察が検知できる電子ブレスレットが装着されなかった。
ダウドさんの通報を受けたこの警察官自身も、少し前にDVで有罪判決を受けていた。調査の結果、警察官5人に対する処分が下された。
ダウドさんの遺族は、「重大な失態」に対して国を訴える訴訟を起こしている。【翻訳編集AFPBBNews】
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