2025-01-24 12:08

鳥取社長ら5人処分=機長飲酒問題で―日航

 日本航空の男性機長2人が社内規定を超える量の飲酒をし、乗務した便の出発が約3時間遅れた問題で、日航は24日、鳥取三津子社長と赤坂祐二会長を減給とし、ほかの役員3人も処分する方針を明らかにした。同日、国土交通省に再発防止策を提出した。
 国交省や日航によると、機長2人は昨年12月1日のオーストラリア・メルボルン発成田行きの便に乗務予定だったが、前日午後に飲酒。同1日早朝の検査でアルコールが検知されたが、会社側は誤検知などと考え、出発を遅らせて2人に運航させた。
 2人は同3日に飲酒を申告。日航は翌日の役員会で「国交省に報告する案件には当たらない」と判断したが、赤坂会長の指示を受け、同6日に同省に報告した。同省は同27日、悪質な違反行為だとして日航に業務改善勧告を出し、今月24日までに再発防止策の提出を求めていた。 
[時事通信社]

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