2025-01-24 17:22

1時間前、駅構内に似た男=新たな画像公開も―関連捜査・長野連続殺傷

 長野市のJR長野駅前で男女3人が刃物で刺され1人が死亡した事件で、逃走した男と似た人物が、発生約1時間前、駅構内の防犯カメラに映っていたことが24日、捜査関係者への取材で分かった。長野県警長野中央署捜査本部は、事件の約20分前に現場付近で撮影された写真に写り込んでいた男の画像を新たに公開。情報提供を呼び掛けるとともに、男の行方を追っている。
 捜査関係者によると、駅の防犯カメラを解析したところ、発生の約1時間前、男に似た人物が構内をうろつく様子が確認された。
 新たに公開した画像は、発生の約20分前に駅を撮影した写真に写り込んでいたもので、一般人から提供を受けたという。
 聞き込み捜査でも、「男に似た人が数十分前に駅前にいたような気がする。うろうろしている様子だった」などの目撃証言があった。
 男は20~40代、身長170センチ前後で、頭に白い布のようなものを着用し、眼鏡を掛け、白手袋にジャンパー、長ズボン姿だった。 
 事件は22日午後8時ごろ、長野駅善光寺口のバス乗り場付近で発生。バスを待つなどしていた3人は、男に刃物で立て続けに刺され、長野市丹波島の会社員丸山浩由さん(49)が死亡、男性会社員(37)=同市=が重傷を負い、女性会社員(46)=同=が1週間のけがをした。
 丸山さんは左胸と左肩の2カ所を刺されており、死因は心臓損傷による失血死だった。
 別の目撃者によると、男は細長い刺し身包丁のような刃物を持ち、3人を刺した後、次のターゲットを探しているようなそぶりを見せたまま小走りで逃げた。県警はフリーダイヤル(24時間受け付け)を開設し、情報提供を呼び掛けている。電話番号は(0120)007285。
[時事通信社]

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