【国際派俳優】真田広之さん (3/31)

ドラマ「SHOGUN 将軍」に出演し、第76回米エミー賞で主演男優賞を受賞した真田広之さん=2024年9月15日、米ロサンゼルス【AFP時事】 米テレビ界最高の栄誉とされる第76回エミー賞の授賞式が15日(日本時間16日)、カリフォルニア州ロサンゼルスで開かれ、真田広之さんが主演し、製作にも関わった「SHOGUN 将軍」がドラマシリーズの作品賞に輝いた。監督賞に加え、日本人初の主演男優賞(真田さん)、主演女優賞(アンナ・サワイさん)も受賞。先行して発表済みの技術・美術部門を含め、単一シーズンで歴代最多の計18冠を獲得した。 「将軍」は英作家ジェームズ・クラベル氏の小説を原作に、戦国武将らの覇権争いを巡る人間ドラマを描いた。セリフの70%が日本語という意欲作だったが、映像製作の本場でも通用することを示し、快挙を成し遂げた。 真田さんは受賞後のスピーチで、時代劇に携わってきた人々に敬意を表した上で、「あなた方から受け継いだ情熱と夢は海を渡り、国境を超えた」と日本語で話した。 浅野忠信さん、平岳大さんも助演男優賞候補だったが、届かなかった。 「将軍」は、8日に発表された技術・美術を中心とした部門で既に14冠を達成していた。合計18部門で日本人受賞者は9人。ハリウッドの製作陣と多数の日本人スタッフやキャストが団結し、「天下取り」を実現した。同作は2月の配信開始後、好評を博し、続編も決定している。(2024年09月15日)