2021.02.10 スポーツ

【アメフト】スーパーボウル (8/83)

ラムズに勝ち、喜ぶペイトリオッツのブレイディ(右、12番)とエデルマン=2019年2月3日、米ジョージア州アトランタ【AFP時事】 第4クオーターの半分を過ぎても、3−3のロースコア。なかなか得点できないペイトリオッツだったが、勝負どころできっちりTDを奪い、王座を引き寄せた。 QBブレイディは、最初のパスでインターセプトを許した。まさかの出だしだったが、史上最多9度目の出場となった司令塔は動じない。「二つの最高のチームの戦い。やり直しはきかないし、筋書きもない。重圧の中でやるべきことをやるしかない」。ともに何度も大舞台を経験しているWRエデルマンらにパスを供給し続け、相手守備にほころびをつくった。 ベリチック監督が「いいチームに仕上がっている。今季最高の試合を見せる」と自信を示していた通りの勝負強さ。同監督を筆頭に経験豊富なチームは常に落ち着いていた。第4クオーター中盤、ブレイディが守備陣に囲まれたTEグロンコウスキへ29ヤードのパスを通すなど連続パス攻撃でエンドゾーンへ迫り、TDにつなげた。 直後の守備では前進を許したものの、CBギルモアのインターセプトで流れを引き戻す。QBを守った攻撃ラインの堅さも含め、若いラムズに力の差を示す勝利だった。