【スペイン第1王位継承者】レオノール王女 (5/24)
【マドリード(スペイン)AFP=時事】スペイン政府は14日、レオノール皇太子が9月から3年間、即位に備え軍の士官学校で学ぶと発表した。 マルガリタ・ロブレス国防相は会見で、国王フェリペ6世の長女で10月に18歳となるレオノール皇太子について、2023年度は北東部サラゴサにある陸軍士官学校で、2024年度は北西部ガリシア州の海軍士官学校で、2025年度は南東部ムルシア州の空軍士官学校で学ぶと述べた。 ロブレス氏によると、王室は、国王や他の議会制君主制国家の君主と同様、皇太子も軍事教練を受けなければならないと考えている。 皇太子は5月末、英ウェールズにある全寮制のUWCアトランティック・カレッジの高校課程2年間を終了し、国際バカロレア資格(国際的に認められる大学入学資格)を取得予定。 父の先例に倣う場合、皇太子は軍事教練を終えた後、国内の大学に通い、国外の大学院で修士課程を修了することになる。 王室は「将来の国家元首が軍事教練を受けるのは、欧州の議会君主制国家で広く見られ、共有されている伝統だ」としている。スペインでは憲法に基づき、国家元首である国王が軍の最高司令官になるという。画像は2022年8月撮影