【大相撲】大関・琴ノ若 (2/25)
大関昇進の伝達式で口上を述べる琴ノ若(中央)。右は師匠の佐渡ケ嶽親方(元関脇琴ノ若)=千葉県松戸市の佐渡ケ嶽部屋【時事通信社】 日本相撲協会は31日、東京・両国国技館で大相撲春場所(3月10日初日、エディオンアリーナ大阪)の番付編成会議と臨時理事会を開き、東関脇琴ノ若(26)=本名鎌谷将且、千葉県出身、佐渡ケ嶽部屋=の大関昇進を満場一致で決めた。 相撲協会の使者として、花籠理事(元関脇太寿山)と鳴戸親方(元大関琴欧洲)が千葉県松戸市の佐渡ケ嶽部屋で昇進を伝えた。師匠の佐渡ケ嶽親方(元関脇琴ノ若)らとともに出迎え、「大関の名に恥じぬよう、感謝の気持ちを持って、相撲道に精進して参ります」と口上を述べた。 母方の祖父が元横綱琴桜、父は師匠という相撲一家に育った。先の初場所では自己最多となる13勝を挙げ、昇進の目安とされる三役での直近3場所の合計33勝に到達した。 新大関の誕生は昨年7月の名古屋場所後の豊昇龍以来。春場所は1横綱4大関の番付となる。(2024年01月31日)