【女子フィギュア】千葉百音 (10/24)
フィギュアスケート四大陸選手権の女子フリーの演技に手ごたえを感じる千葉百音【AFP時事】 18歳の千葉が初の頂点に立った。「フリーは不安な部分が多くあった」と言いながらも安定した滑りで大きなミスなくまとめ、SP首位から逃げ切った。最後の3回転ルッツを降りると、重圧から解放されたように笑顔が広がった。 柔らかな表情で滑り切ったステップは最高難度レベル4を獲得した。合計で自己ベストを約9点更新し、昨年の3位から飛躍。「今できるベストの演技ができたことをうれしく思う」と喜んだ。 昨年5月に地元仙台から京都の木下アカデミーに拠点を移して力を付けてきた。シニア本格参戦の今季、グランプリ・シリーズは6位、9位と苦しんだが、12月の全日本選手権で2位に入り、世界選手権代表もつかんだ。一回り成長した有望株は「スタートダッシュの1歩目にすぎない。どんどん努力して、自分の良さを生かしていければ」と気を引き締めた。(2024年02月02日)