2022.08.10 その他

安倍晋三元首相銃撃事件 (50/60)

記者会見を終え、退室する中村格警察庁長官(中央)。右は谷公一国家公安委員長。中村長官は安倍晋三元首相銃撃事件の警護をめぐる検証報告書に関する記者会見で、国家公安委員会に辞職を願い出たことを明らかにした。事実上の引責辞任となる。警察庁長官が個別の事件を受けて辞任するのは異例。首相経験者が死亡するという極めて重大な結果を重く見たとみられる。 中村長官は「同様の事態が二度と起きないよう、新たな体制の下で、新たな警護要則に基づく措置を着実に実施できるよう人心の一新を図る」と述べた。警護の問題点を指摘された奈良県警の鬼塚友章本部長も辞意を示した。県警は現場の警護責任者だった警備部幹部ら7人を懲戒処分や本部長訓戒などとした。現場には警視庁の警護員(SP)もいたが、違反行為はないと判断された。警察庁にも処分を受けた職員はいない。(2022年08月25日) 【時事通信社】