2023/09/01ニュース

首都直下想定し防災訓練 関東大震災100年 首相「記憶、風化させず」

現在の東京都を中心に10万人超の死者・行方不明者を出した1923(大正12)年の関東大震災から100年となる1日、政府は首都直下地震を想定した総合防災訓練を行った。岸田文雄首相をトップに全閣僚が参加する緊急災害対策本部を設置。首相官邸で会議を開き、各省庁の対応を確認したほか、オンラインで被災自治体の状況を把握し、初動対応を確かめた。 会議終了後、首相らは相模原市へ移動し、同市を震源とする最大震度6強の地震を想定した9都県市の防災訓練を視察した。省庁や自衛隊など約140の団体・機関から約2600人が参加。航空機を使った救援物資輸送訓練や、市民らも参加してバケツリレーによる消火訓練などを行った。 首相は閉会式で「首都直下地震をはじめとする大規模災害のリスクに直面する現代の私たちは、関東大震災の記憶を風化させることなく、デジタル技術も活用しながら、創意工夫を凝らして、災害に強い国づくりに取り組んでいかなければならない」と述べた。【時事通信映像センター】 #防災訓練 #9都県市 映像素材の購入については時事通信フォトへお問い合わせください https://www.jijiphoto.jp

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