古都の夏を照らす「なら燈花会」
夏の古都を約2万本のろうそくで照らし出す「なら燈花会(とうかえ)」が5日、奈良公園内各所で始まった。1999年に商工会議所や市民らが集まって始まり、すっかり夏の奈良の風物詩となったイベントは今年で21回目。興福寺の五重塔や浮見堂などの名所が夏の夜に浮かび上がる幻想的な光景に、多くの観光客らが見入った。 初日の5日は、午後7時の点灯式を合図に、ボランティアらが手作業でろうそくを一本ずつ点灯した。 14日までの会期中、興福寺などの他、春日大社参道が11日に、東大寺鏡池も13、14両日に照らされる。昨年は100万人近くが来場するなど、夏の奈良観光の目玉の一つとなっている。【時事通信奈良支局】 (映像素材の購入については時事通信フォトへお問い合わせください https://www.jijiphoto.jp
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