タリバン最高指導者の逮捕状請求=最高裁長官も、女性迫害で―ICC検察官
【ブリュッセル時事】国際刑事裁判所(ICC)のカーン主任検察官は23日、アフガニスタンの女性や少女らを迫害した人道に対する罪の疑いで、イスラム主義組織タリバンの最高指導者アクンザダ師とハッカニ最高裁長官の逮捕状を請求したと発表した。今後はICCの予審部が逮捕状発付の可否を判断する。
カーン氏は声明で、タリバンがアフガンの実権を握った2021年8月以降、アクンザダ師らが女性や少女だけでなく、タリバンの教義に適合しないLGBTQなど性的少数者らを迫害してきたと指摘。移動や表現の自由、教育を受ける権利などの基本的人権を奪い、抵抗者を殺害や拷問、性的暴力といった犯罪の実行を通じて残忍に抑圧してきたと非難した。
[時事通信社]
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