おうち時間、楽しくおいしく 調理家電の売れ行き好調
ホットプレートやホームベーカリーなど調理家電が人気だ。新型コロナウイルスの感染の予防で外食を控え、自宅で食事を楽しむ家庭が増えたことが背景にある。感染の再拡大で年末年始は自宅で過ごす動きが広がり、巣ごもり需要は2021年も続く見通し。家電量販店は「おうちご飯」を手軽においしく仕上げる調理家電を店頭にずらりと並べ、品ぞろえの強化に余念がない。
新型コロナの流行で需要が急拡大したのはホットプレート。生活用品を製造・販売するアイリスオーヤマ(仙台市)は緊急事態宣言下の20年5月、ホットプレートの売り上げが前年同月の約4倍に急増した。お好み焼きなどを「自宅で家族みんなで料理できる」(広報室)のが人気の理由。11月22日~12月19日の1カ月間も約2倍の伸びが続いている。
シャープの自動調理鍋「ヘルシオ ホットクック」は、下ごしらえした食材や調味料を入れれば、豚の角煮や肉じゃがなどを調理できる。4~8月の販売台数は前年の同じ時期に比べ3倍を超え、最近も4~6人向けのタイプが好調だ。「在宅勤務中に時短調理ができる」(商品企画部)といい、家族にきちんとしたものを食べさせたいニーズを捉えたようだ。
おうち時間を生かし、手の込んだ料理を作る家庭も増えた。自宅で焼きたてのパンが作れるホームベーカリーが代表例で、家電量販店大手ビックカメラでは、11月の売り上げが2倍に伸びた。
巣ごもり需要が今後落ち着いても、「引っ越しが増える時期に単身者向けの調理家電が注目される可能性がある」(ビックカメラ広報)と期待が高まる。シャープは21年度も「高級オーブンレンジも含め自動調理機の販売は(20年度見込み比で)15~20%程度伸びる」(商品企画部)と予測している。(2020/12/30-15:10)
Cooking Gadgets Popular in Japan on Stay-Home Demand
Cooking appliances, such as hot plates and bread makers, are drawing strong demand in Japan as people refrain from eating out and enjoy meals at home amid the coronavirus epidemic.
Robust demand for such products is expected to continue into 2021 due to the recent resurgence of the coronavirus.
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