楽天、周波数の再配分要望 「プラチナバンド」めぐり―総務省会議
楽天モバイル(東京)の山田善久社長は23日、総務省の有識者会議で、「プラチナバンド」と呼ばれる電波の届きやすい周波数帯の再配分を要望した。同周波数帯は現在、NTTドコモなど大手3社のみに割り当てられている。総務省は有識者会議で対応を検討し、来年夏までに方向性を出す。
楽天は今年4月に携帯電話事業に本格参入した。山田社長は「新規参入事業者への周波数割り当てが少なく、プラチナバンドの枠もなく、公正な競争環境が実現されにくい」と強調。周波数を再配分する仕組みや、新たに周波数を割り当てる際に新規事業者を優先することを求めた。
これに対しドコモ、KDDI、ソフトバンクの大手3社は、周波数の再配分には設備改修などに多額の費用が掛かるなどとして慎重な姿勢を示した。(2020/12/23-20:17)
Rakuten Requests Reallocation of "Platinum" Frequency Slots
Rakuten Mobile Inc. has requested a reallocation of frequency slots in the "platinum" band, which is considered suitable for mobile services and currently dominated by its three larger rivals.
The request was made by Rakuten Mobile President Yoshihisa Yamada at a meeting on Wednesday of a related advisory panel to the communications ministry.
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