2020.12.03 19:09Business

金属労協、要求格差容認　ベア３０００円以上が基本―２１年春闘

　自動車、電機などの産業別労働組合で構成する金属労協は３日、東京都内で協議委員会を開き、２０２１年春闘の要求方針を決定した。基本給を底上げするベースアップ（ベア）の統一要求基準は、６年連続で「月額３０００円以上」に設定。ただ、新型コロナウイルスの影響で業種・企業による業績のばらつきが大きく、各産別労組で要求基準に差が生じることを認める。
　高倉明議長（自動車総連会長）は委員会で、ベア要求額について３０００円以上を基本としつつも「それぞれの産業や企業の動向などに基づき、各産別が主体的に決定してほしい」と述べた。
　委員会では、機械・金属産業の中小企業労組が加盟する「ものづくり産業労働組合（ＪＡＭ）」が２０年と同じ月額６０００円のベアを要求基準とする方針を表明した。
　金属労協がベア要求を掲げるのは８年連続。今回の方針を受け、産別労組は具体的な水準の議論を本格化させる。傘下の主要労組は来年２月２４日までに経営側に要求書を提出する。（2020/12/03-19:09）

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2020.12.03 19:09Business

Major Japanese Union Wants Pay Scale Hike of 3,000 Yen or More

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The Japan Council of Metalworkers' Unions, or JCM, announced Thursday a plan to demand a pay scale increase of at least 3,000 yen per month in "shunto" spring labor-management wage negotiations in 2021.
The umbrella body for labor unions in the automobile, electronics and three other industries will seek a base wage increase for the eighth straight year. The level of demand will be the same as that for the past five years.