外食8社が赤字・減益 コロナ打撃で、マック独り勝ち―通期予想
外食大手10社の通期業績予想が13日、出そろった。新型コロナウイルスの影響で、7社が純損益で赤字、1社が大幅減益、1社は未定となった。飲食店では春先に臨時休業や時短営業を強いられ、通常営業再開後も感染は断続的に拡大しており、客足は思うように戻らない。一方、日本マクドナルドホールディングスは持ち帰り需要を取り込んで増益を達成する見込みで、「独り勝ち」となった。
外食の中で特に厳しいのが居酒屋だ。ワタミの渡辺美樹会長兼グループ最高経営責任者(CEO)は13日の決算記者会見で、「需要は(コロナ収束後も)7割程度しか戻らない」との見方を示した。9月中間の連結純損益は71億円の赤字。感染再拡大などで事業環境の先行きが見通せず、業績予想の開示を見送った。「甘太郎」などを展開するコロワイドは2021年3月期に54億円の連結純損失を予想する。
ファミリーレストランも繁華街にある店舗での客数減に苦しむ。すかいらーくホールディングスの谷真社長は「オフィス街の店舗やビュッフェが非常に厳しい」として、首都圏の「ガスト」など200店の閉店を決定した。ロイヤルホールディングスもビュッフェ形式の店舗が苦戦。さらに、旅客便の大幅減便で、機内食や空港内店舗、ホテルの利用者が激減し、20年12月期は過去最悪となる280億円の純損失を見込む。
一方、ドライブスルーや持ち帰りが定着していたファストフード業界では、日本マクドナルドの20年12月期連結営業利益が290億円と過去最高となる見通しだ。(2020/11/13-19:32)
Many Japan Restaurant Operators Project Net Loss amid Epidemic
Seven of 10 major restaurant operators in Japan expect to incur net losses in the current business year, taking a hit from the novel coronavirus crisis.
The seven include Royal Holdings Co. and Skylark Holdings Co. .
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