2020.11.05 16:31World eye
WADA、元リバプールDFに謝罪と賠償金 薬物疑惑で名誉毀損
【ロンドンAFP=時事】イングランド・プレミアリーグのクリスタルパレスに所属するDFママドゥ・サコは、禁止薬物を摂取していたという疑惑に関して、世界反ドーピング機関(WADA)から謝罪と「相当な額の」賠償金を勝ち取った。(写真はイングランド・プレミアリーグ、クリスタルパレスのママドゥ・サコ)
サコは発表文の中で「自分は無実だと考えている」「私が完全に新たに再出発できるようになるには、WADAから謝罪を正式に受けることが不可欠だった」と述べた。
当時リバプールに所属していたサコは、2016年3月に行われたマンチェスター・ユナイテッドとのヨーロッパリーグ決勝トーナメント2回戦の後、検体からヒゲナミンという脂肪燃焼効果のある物質の陽性反応が出て、短期間の出場停止処分を科された。
処分の結果、サコはセビージャFCとのヨーロッパリーグ決勝を欠場し、同年の欧州選手権に向けたフランス代表メンバー入りも逃すことになったと主張していた。
しかし、欧州サッカー連盟(UEFA)の規律委員会は同年7月、ヒゲナミンはWADAの禁止リストに含まれておらず、同機関の研究所のヒゲナミンの扱いは確かではなかったと判断し、サコは最終的に潔白となった。
だがWADAは、同年8月に英紙デーリー・テレグラフに、2017年4月には同国紙ガーディアンに対し、サコがパフォーマンス向上薬を摂取していたと述べていた。
これを受け、名誉を毀損(きそん)されたとしてWADAを提訴していたサコは、英ロンドンの高等裁判所で4日に行われた審理で同機関から謝罪を受け、賠償金(金額非公表)を勝ち取った。
サコは裁判所の外で、「満足している。プロサッカー選手や、プロスポーツ選手にとって簡単なことではなく、家族や全ての友人をはじめ、この困難な時期にそばにいてくれた人のためにも幸せだ」とコメントした。
「ドーピングは疑われ得る中でも最低なことだ」【翻訳編集AFPBBNews】
〔AFP=時事〕(2020/11/05-16:31)
サコは発表文の中で「自分は無実だと考えている」「私が完全に新たに再出発できるようになるには、WADAから謝罪を正式に受けることが不可欠だった」と述べた。
当時リバプールに所属していたサコは、2016年3月に行われたマンチェスター・ユナイテッドとのヨーロッパリーグ決勝トーナメント2回戦の後、検体からヒゲナミンという脂肪燃焼効果のある物質の陽性反応が出て、短期間の出場停止処分を科された。
処分の結果、サコはセビージャFCとのヨーロッパリーグ決勝を欠場し、同年の欧州選手権に向けたフランス代表メンバー入りも逃すことになったと主張していた。
しかし、欧州サッカー連盟(UEFA)の規律委員会は同年7月、ヒゲナミンはWADAの禁止リストに含まれておらず、同機関の研究所のヒゲナミンの扱いは確かではなかったと判断し、サコは最終的に潔白となった。
だがWADAは、同年8月に英紙デーリー・テレグラフに、2017年4月には同国紙ガーディアンに対し、サコがパフォーマンス向上薬を摂取していたと述べていた。
これを受け、名誉を毀損(きそん)されたとしてWADAを提訴していたサコは、英ロンドンの高等裁判所で4日に行われた審理で同機関から謝罪を受け、賠償金(金額非公表)を勝ち取った。
サコは裁判所の外で、「満足している。プロサッカー選手や、プロスポーツ選手にとって簡単なことではなく、家族や全ての友人をはじめ、この困難な時期にそばにいてくれた人のためにも幸せだ」とコメントした。
「ドーピングは疑われ得る中でも最低なことだ」【翻訳編集AFPBBNews】
〔AFP=時事〕(2020/11/05-16:31)
2020.11.05 16:31World eye
Palace defender Sakho wins WADA apology and damages over doping claims
Crystal Palace defender Mamadou Sakho has won substantial damages from the World Anti-Doping Agency over allegations that he had taken banned performance-enhancing drugs.
I consider myself innocent, Sakho said in a statement.
To officially receive the apology from WADA was for me something essential in order to be able to definitively turn the page.
The former Liverpool defender was briefly suspended in 2016 after he tested positive for a fat-burning substance called higenamine after a Europa League game against Manchester United in March that year.
Sakho missed the Reds' Europa League final against Sevilla and, he also alleged, a place in France's Euro 2016 squad as a result of his suspension.
The 30-year-old was ultimately cleared in July 2016 by UEFA's disciplinary body, which found that higenamine was not on WADA's banned list and the agency's own laboratories were unsure about its status.
WADA later issued two statements, to the Daily Telegraph in August 2016 and to the Guardian in April 2017, which said Sakho was guilty of taking a prohibited performance-enhancing drug.
Sakho, who joined Palace in 2017, sued WADA for defamation and, at a High Court hearing in London on Wednesday, accepted an apology from the agency and an undisclosed sum in damages.
His barrister, Julian Santos, said the defamatory allegations were republished by a very large number of media organisations to many millions of readers, causing very serious harm to Mr Sakho's reputation.
He added: WADA has apologised and agreed to pay a substantial sum by way of compensation and not to repeat the allegations.
Guy Vassall-Adams, representing WADA, said: WADA accepts that it should not have made the defamatory allegations it did... given that Mr Sakho had been acquitted by UEFA.
WADA accepts that Mr Sakho did not breach the UEFA anti-doping regulations, did not cheat, had no intention of gaining any advantage and acted in good faith.
Speaking outside court, Sakho said: I feel happy, happy for my family, happy for all my friends, for all the people who were around me during this tough year because it is not easy when you are a professional footballer or athlete.
This is the worst thing you can be accused of, doping.
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