大戸屋社長にコロワイド専務 臨時総会で経営陣刷新
定食チェーン、大戸屋ホールディングスは４日、臨時株主総会を開いた。敵対的ＴＯＢ（株式公開買い付け）を成立させた外食大手コロワイドが提案した、経営陣刷新の議案を賛成多数で承認。窪田健一社長は解任され、後任にコロワイド専務の蔵人賢樹氏が就任した。
新社長は蔵人金男コロワイド会長の長男。総会の結果、大戸屋の取締役１１人のうち窪田氏を含む１０人が解任され、代わりに蔵人賢樹氏や２０１６年に大戸屋を離れた創業家出身の三森智仁氏ら７人が選任された。
総会で、蔵人賢樹氏は「店内調理は維持し、価格も値下げする方向で考えている」と説明。２１年３月期の大戸屋黒字化に向け、商品や仕入れの在り方を見直す考えを示した。
議案に賛成した男性株主（２２）は終了後、「結果を出していない現経営陣よりは良くなるだろう」と述べた。一方、大戸屋社員で１２月末退社予定の男性株主（４０）は「創業以来守ってきたものが変わってしまうのでは」と不安を口にした。
コロワイドは今年６月の大戸屋の定時株主総会で役員刷新を求めたが、否決された。その後、敵対的ＴＯＢを通じて大戸屋株式の約４７％を握った。（2020/11/04-18:22）
Ootoya Shareholders Approve Board Revamp
Shareholders of Ootoya Holdings Co. on Wednesday approved a proposal made by its largest shareholder to revamp the board of the Japanese restaurant operator.
The proposal was made by Colowide Co. , a rival restaurant operator that increased its stake in Ootoya to some 47 pct in September through a hostile tender offer.
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