日航、最大2700億円の赤字に 再上場後で初―追加融資枠1千億円・21年3月期
日本航空は30日、2021年3月期の連結純損益が最大2700億円の赤字(前期は480億円の黒字)になる見通しだと発表した。新型コロナウイルス感染拡大に伴い、国際線を中心に旅客数が急激に落ち込んでいるため。通期で最終赤字を計上するのは、12年の再上場後では初となる。先行きの資金繰りを手当てするため、追加で1000億円の融資枠を確保する。
航空業界ではANAホールディングスも通期赤字を5100億円と予想しており、大手2社がそろって大幅赤字に陥る。日航は年度内をめどに新たな中期経営計画を策定し、事業構造の改革に取り組む方針。コロナの収束が見通せない中、コスト削減に加え、財務基盤の強化や新たな収益源の確保が課題となる。
菊山英樹専務は記者会見で「一刻も早く黒字化を目指したい」と語った。業績悪化を受け、来年度の役員報酬を55%削減する。一方、地方を含む国内線の路線網については「大きな見直しは考えていない」と述べた。(2020/10/30-18:49)
JAL Forecasts Up to 270 B. Yen in Annual Loss
Japan Airlines said Friday it expects to post a consolidated net loss of up to 270 billion yen for the year ending in March 2021.
The airline has been struggling with a sharp decrease in passenger traffic caused by the coronavirus pandemic.
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