眞子さま、２９歳に　コロナ禍でオンライン活用

　秋篠宮家の長女眞子さまは２３日、２９歳の誕生日を迎えられた。新型コロナウイルスの感染拡大で、今年は地方での行事出席がなかった。外出を伴う公務が限られる中、お住まいの宮邸でオンラインを通じて、新型コロナの影響について専門家らから約３０回話を聞いたり、関連するウェブサイトを閲覧したりして過ごしている。
　宮内庁によると、日本工芸会の総裁としてオンラインで作品を鑑賞した上で、総裁賞などを選定。９月には８カ月ぶりとなる外出を伴う公務で展覧会を訪れ、授賞式にも出席した。名誉総裁を務める日本テニス協会の副会長らからオンラインで現状説明を受け、大坂なおみ選手の試合を宮邸で観戦することも。全米オープンでは、優勝までの試合ごとの真剣な姿勢に感銘を受けたという。
　博物館学が専門の眞子さまは、国際基督教大大学院アーツ・サイエンス研究科博士後期課程に在学し、休学を挟みながら研究を継続。東京大総合研究博物館の特任研究員としても非常勤で勤めている。
　米国留学中の小室圭さん（２９）との結婚関連儀式は、皇位継承に伴う一連の行事が終わるまで延期となったまま。加地隆治・皇嗣職大夫は、新型コロナの感染状況や皇室の日程などを踏まえた上で、「何らかの発表はあるのではないか」と話している。（2020/10/23-00:10）

Japanese Princess Mako, the eldest daughter of Crown Prince Akishino and Crown Princess Kiko, turned 29 on Friday.
   This year, Princess Mako did not visit any rural events as the coronavirus pandemic limited her official duties involving outings.
   The princess has spent days listening to online lectures delivered by experts on the effects of the pandemic and browsing related websites.
   Princess Mako looked at art pieces online as president of the Japan Kogei Association and picked out artworks for prizes. As her first public outing in eight months, she visited an exhibition and attended an award ceremony in September.
   The princess, who serves as honorary chairwoman of the Japan Tennis Association, received online briefing from senior association officials.