ファーウェイ取引、再開申請 米政府に―キオクシアとソニー
米政府による中国通信機器大手、華為技術(ファーウェイ)への半導体輸出規制強化をめぐり、国内半導体大手のキオクシア(旧東芝メモリ)とソニーが米商務省に対し、輸出再開を申請したことが5日、分かった。東芝なども申請の準備を進めているもようだ。ただ、米制裁の背景には中国の台頭を防ぐ狙いがあるとされ、許可が得られるかは不透明だ。
キオクシアは次世代通信規格「5G」向けのスマートフォン用フラッシュメモリーなどを製造しており、ファーウェイは連結売上高の数%を占める大口顧客。ソニーもファーウェイ向けにスマホ用画像センサーを輸出している。しかし、9月15日の制裁強化に伴い、両社ともに取引を停止している。
ファーウェイへの制裁をめぐっては、これまでに米インテルが一部製品で供給の許可を得たことが明らかになっている。韓国のサムスン電子やSKハイニックスも、すでに許可を申請したとみられる。
5G向けなど最新技術に関する製品について、米政府は規制を厳格に運用するとの見方が強い。半導体メーカー関係者も「(米政府の)許可がすぐに出るとは思えない」と指摘する。各社はファーウェイに代わる輸出先の確保を急ぐものの、交渉は難航しており、業績に大きな影響が出るとの懸念が高まっている。(2020/10/05-18:47)
Kioxia, Sony Seek U.S. Approval for Exports to Huawei
Japanese chipmaker Kioxia Corp. and electronics giant Sony Corp. have applied for U.S. approval for the restart of semiconductor exports to major Chinese telecommunications equipment maker Huawei Technologies Co., it was learned Monday.
The applications were filed with the U.S. Commerce Department. Other Japanese firms, including Toshiba Corp. , are also preparing to submit such applications, informed sources said.
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