DCM、島忠を買収 1600億円でTOB、業界首位に
ホームセンター「ホーマック」などを展開するDCMホールディングスは2日、同業の島忠を買収し、経営統合することで両社が合意したと発表した。DCMが島忠の株式に対しTOB(株式公開買い付け)を実施し、完全子会社化する。買い付け総額は1600億円超に上る。
直近の売上高は、DCMが4373億円で業界2位、島忠は1508億円(2020年8月期見込み)で業界7位。両社統合後はカインズ(埼玉県本庄市)の4410億円を抜き首位に立つ。TOBは1株4200円で、2日の終値(3520円)に比べ19%高い水準。5日から11月6日まで実施する。TOB成立後、島忠株は上場廃止となる。
DCMの石黒靖規社長は2日、東京都内で記者会見し、「島忠は地域や事業の補完性が高く、非常に魅力的だ」と買収の意義を強調。島忠の岡野恭明社長も「商品開発力の強化や規模を生かした利益率の改善が期待できる」と語った。(2020/10/02-20:14)
Japan Hardware Store Biz DCM to Buy Industry Peer Shimachu
Japanese hardware store business DCM Holdings Co. said Friday that it has agreed with Shimachu Co. to buy the domestic peer for over 160 billion yen for business integration.
DCM, the operator of Homac and other do-it-yourself stores, will launch a tender offer to make Shimachu a fully owned subsidiary.
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