キオクシア、10月上場は中止 ファーウェイ出荷できず―米中対立影響
東芝から分離した半導体大手キオクシアホールディングスが10月6日に東証で予定していた株式上場を中止する見通しとなった。複数の関係者が27日、明らかにした。米中対立の影響で、今月中旬以降、大口顧客である中国通信機器大手、華為技術(ファーウェイ)向けの製品供給が停止。事業環境の先行きが不透明になったと判断した。28日にも発表する。
キオクシアはファーウェイ向けにスマートフォン用フラッシュメモリーを供給してきたが、米国によるファーウェイへの半導体輸出規制が発効された今月15日から出荷を停止した。再開には米商務省の許可が必要だが、半導体業界の多くで承認が得られる見通しは立っていない。
新規株式公開(IPO)としてキオクシア上場が実現すれば、当初、時価総額は今年最大の2兆円規模と見込まれた。上場する際の公募・売り出し価格の決定を28日に控えていた。
関係者によると、キオクシアは上場方針自体は維持し、時期については11月3日の米大統領選の結果やその後の対中政策、半導体市況を見極めながら慎重に探る。(2020/09/27-18:04)
Kioxia Likely to Cancel Oct. 6 TSE Listing
Japanese chipmaker Kioxia Holdings Corp. is likely to put off its listing on the Tokyo Stock exchange, planned for Oct. 6, due to the fallout of growing U.S.-China tensions, informed sources have said.
Kioxia suspended the supply of flash memories for smartphones to major Chinese telecommunications equipment maker Huawei Technologies Co. on Sept. 15, when the U.S. government's chip export restrictions on Huawei took effect.
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