コロワイド、敵対的TOB成立 大戸屋と対立長期化も
焼き肉チェーン「牛角」などを展開する外食大手コロワイドは8日、定食チェーンの大戸屋ホールディングス(HD)に対する敵対的TOB(株式公開買い付け)が成立する見通しになったと発表した。約19%の自社保有分を含め買い付け数が発行済み株式の47%程度に達し、目標下限の40%を上回った。経営の独立性を主張する大戸屋は提携先への第三者割当増資などを検討しており、両社の対立は長期化しそうだ。
TOBの結果は9日午前に公表される。コロワイドの保有割合は当初目標上限の51%を下回るものの、6月の大戸屋定時株主総会で否決された経営陣刷新を改めて要求し、食材の共同調達などを通じて再建を主導したい考えだ。
これに対し、大戸屋側はコロワイドによる臨時株主総会の招集請求に備える一方、新たな外部資本を模索。8月には食材宅配オイシックス・ラ・大地と業務提携しており、買収阻止に向け対抗措置の検討を続ける。(2020/09/08-20:05)
Colowide's Takeover Bid for Ootoya Seen to Be Successful
A hostile takeover bid by Colowide Co. , which runs restaurant and bar chains, for "teishoku" set meal restaurant operator Ootoya Holdings Co. is now expected to be successful, it was learned on Tuesday.
Colowide is believed to have acquired about 46 pct of all outstanding Ootoya shares, surpassing its minimum target of 40 pct in the takeover bid, informed sources said.
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