2020.08.29 19:43Nation

池江璃花子選手がレース復帰 白血病乗り越え「楽しんで」―競泳

 白血病のため実戦から離れていた競泳女子の池江璃花子選手(20)=ルネサンス=が29日、東京辰巳国際水泳場で行われた東京都特別大会の女子50メートル自由形に出場し、復帰を果たした。
 長い闘病生活を乗り越え、昨年1月以来約1年7カ月ぶりのレース。この種目の日本記録(24秒21)を持つ池江選手は26秒32で泳いで5組1着となった。レース後には涙も見せたが、「1番ですごくうれしかった。本当に楽しんで泳げた」と笑顔で語った。
 池江選手は16歳で2016年リオデジャネイロ五輪に出場。18年アジア大会では金メダル6個を獲得して最優秀選手に選ばれた。東京五輪での活躍も期待されたが、昨年2月に白血病が発覚して入院。同12月に退院し、今年3月にはプールでの練習を再開した。「回復して、いろんな人に戻ってきたよと見せられる機会だったので、それを終えられてほっとした」
 現在は日大2年生で日本学生選手権(10月、東京辰巳国際水泳場)出場を目指す。同選手権の女子50メートル自由形の参加標準記録(26秒86)突破を狙ったこの日は、スタートでやや出遅れたものの、中盤はスピードに乗り、目標タイムを0秒5以上も上回った。
 「第2の自分の水泳人生の始まり」と言った池江選手。24年パリ五輪を最大の目標としており、当面は筋力や体力面の強化に重きを置いて、練習を続けていく。(2020/08/29-19:43)

2020.08.29 19:43Nation

Swimmer Ikee Returns to Competition after Leukemia Treatment


Japanese swimming star Rikako Ikee competed in an event in Tokyo on Saturday, marking her comeback to competition for the first time in about one year and seven months after being treated for leukemia.
   Ikee, 20, participated in the 50-meter freestyle event in a special competition at the Tokyo Tatsumi International Swimming Center.
   She finished the race in 26.32 seconds, against the Japanese female record of 24.21 seconds set by herself.
   Ikee was hospitalized in February last year for treatment of leukemia. After leaving hospital in December, she resumed her swimming training in March this year.

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