政府、全国民分のワクチン確保へ 検査拡充、軽症者は自宅療養
政府は28日、新型コロナウイルス感染症対策本部を首相官邸で開き、今後の対応方針を決定した。2021年前半までに全国民分のワクチンを確保するとともに、医療提供に万全を期すため、検査体制の拡充や軽症者らの宿泊・自宅療養の徹底を盛り込んだ。
安倍晋三首相は28日の記者会見で「冬に向け、インフルエンザなどの流行で発熱患者の増加が予想される」と指摘。対応方針について「医療の負担軽減のため、重症化リスクの高い方々に重点を置く対策へ転換する必要がある」と説明した。
対応方針は、来年前半までに全国民分のワクチンを確保することを明記。ワクチンに副作用が生じた場合は国が補償する法的措置を講じる。政府は早ければ秋の臨時国会に関連法案を提出する。
今秋以降の季節性インフルエンザなどの流行に備え、医療提供体制の行き詰まりを防ぐ考えだ。新型コロナの軽症者、無症状者はホテルや自宅での療養とするため、政令改正などにより感染症法の運用見直しを検討する。緊急包括支援交付金により、宿泊療養施設の確保を後押しするとともに、医療機関の経営安定化を支援する。(2020/08/28-19:50)
Japan to Get COVID-19 Vaccines for All Population
The Japanese government established on Friday a plan to secure enough novel coronavirus vaccines for the whole population by the first half of 2021.
The plan is included in the government's policy for its future response to the COVID-19 crisis that was adopted the same day.
Under the policy, the government will take steps to ensure that coronavirus carriers with light or no symptoms stay at accommodation facilities or their homes.
The government also aims to increase the country's daily capacity of simple antigen testing to some 200,000 tests.
Prime Minister Shinzo Abe is expected to announce these plans at a press conference later Friday.
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