漫才師の内海桂子さん死去、97歳 小気味良い掛け合いで人気
三味線や小唄を織り交ぜながら、小気味良い掛け合いで人気を集めた漫才コンビ「内海桂子・好江」の内海桂子(うつみ・けいこ、本名安藤良子=あんどう・よしこ)さんが、22日午後11時39分、多臓器不全のため東京都内の病院で死去した。97歳だった。東京都出身。葬儀は近親者で済ませた。
幼い頃に奉公に出された後、三味線などのけいこを始め、1938年に漫才師としてデビュー。50年、14歳年下の内海好江さんとコンビを結成。突っ込み役の好江さんに対し、常識人の役回りを演じ、女性漫才師の第一人者として活躍した。一方、テレビのドラマやトーク番組、映画などにも出演した。
82年に漫才では初めて芸術選奨文部大臣賞を受賞。95年、勲四等宝冠章を受けた。
97年に好江さんが亡くなった後も、寄席で都々逸を披露するなど芸能活動を続け、98年には漫才協団(現漫才協会)会長にも就任。99年、24歳年下のマネジャーと結婚して話題を集めた。晩年まで舞台に立ち続けるとともに、80歳を超えてから始めたツイッターにも頻繁に投稿、49万人ものフォロワーを集めた。ナイツなど若手の育成にも尽力した。
主な著書に「転んだら起きればいいさ」など。(2020/08/28-13:46)
Japanese Comedian Utsumi Dies at 97
Keiko Utsumi, a member of a popular comic duo featuring a samisen three-stringed Japanese banjo performance, died from multiple organ failure Aug. 22. She was 97.
Utsumi, whose real name was Yoshiko Ando, made a debut as a comedian in 1938.
The Tokyo native formed the stand-up comedy duo with Yoshie Utsumi, who was 14 years younger than Keiko, in 1950.
Keiko played an active role as a pioneer of female comedians. She also appeared in films, television dramas and talk shows.
In 1982, Keiko and Yoshie became the first comic duo to receive the Minister of Education Award for Fine Arts.
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