米ハワイで初の「原爆展」 被爆75年、戦艦ミズーリで
米ハワイの真珠湾にある戦艦ミズーリ記念館で現地時間13日、初めての「ヒロシマ・ナガサキ原爆・平和展」が始まった。11月30日まで開催される。
原爆・平和展では、被爆の実相を伝える写真パネルや被爆者の遺品のほか、広島で被爆し、急性白血病のため亡くなった佐々木禎子さんが病床で作った折り鶴を展示。2016年に広島を訪れたオバマ前米大統領が贈った折り鶴も展示している。
広島、長崎両市と戦艦ミズーリ保存協会が主催。新型コロナウイルス感染拡大の影響で、当初の予定より約1カ月遅れて始まった。
広島、長崎両市は1995年以降、19カ国51都市で原爆・平和展を開催してきた。今年は被爆75年の節目であり、米国での開催を計画してきた。戦艦ミズーリは45年9月、日本が降伏文書に調印した場所でもある。
広島平和記念資料館啓発課は「米国は核保有国の中でも影響力が一番ある。被爆の実相を伝え、平和について考える場として観光客を含め多くの人に見ていただけたら」と期待している。(2020/08/14-18:07)
A-Bomb Exhibition Opens in Hawaii for 1st Time
A traveling exhibition about the August 1945 atomic bombings of the Japanese cities of Hiroshima and Nagasaki opened for the first time in Hawaii on Thursday local time, running until Nov. 30.
The exhibition is being hosted on the Battleship Missouri Memorial at Pearl Harbor, showcasing photographs depicting the devastating impacts of the nuclear weapons.
Items on display include victims' belongings and an origami crane folded by Sadako Sasaki, a girl who died of acute leukemia after being exposed to radiation from the atomic bombing of Hiroshima.
An origami crane folded by former U.S. President Barack Obama, who visited Hiroshima in 2016, is also displayed.
Organized by the two Japanese cities and USS Missouri Memorial Association Inc., the exhibition began a month later than initially planned due to the spread of the novel coronavirus.
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