コンビニ、脱プラ加速 弁当や飲料、紙製容器に
コンビニエンスストア大手3社が、プラスチックの削減に向けた取り組みを加速させている。いずれも「2050年までに自社商品の容器で環境配慮型素材100%使用」の目標を掲げており、紙やバイオマス素材の採用が広がっている。
セブン―イレブン・ジャパンは今月から定番のチルド弁当4品を順次、紙製容器に変更。これにより、プラ削減効果は年約800トンと見積もる。また、カフェラテの包装フィルムやカップ総菜のふたを廃止し、プラ使用量を従来品から10~25%カットした。
ローソンはアイスコーヒーとチルド飲料の紙製容器化で年約1100トンのプラ削減を見込む。容器・包装プラをまずは30年までに30%減らす(17年比)目標で、おにぎりやサンドイッチの包装も見直している。
ファミリーマートは、サラダやヨーグルト飲料に紙やバイオマス素材の容器を採用。来年2月までに自社商品の約3割を環境配慮型素材の容器に置き換える方針で、プラ削減量は年4400トンになる。
使い捨てプラスチックごみが国際問題となる中、生活に身近な小売店の取り組みに注目が集まっている。セブン―イレブンは「全国でさまざまな商品を提供する企業として、サプライチェーン全体で取り組むことが大切だ」(広報)と話している。(2020/06/18-07:15)
Japan Convenience Stores Boosting Plastic Reduction Efforts
Three major Japanese convenience store operators are accelerating efforts to reduce plastic use, aiming to fully switch to environmentally friendly materials for packages for their own brand products by 2050.
From this month, Seven-Eleven Japan Co. is shifting in stages to paper packages for its four regular cold "bento" boxed meal products, a move estimated to reduce the amount of plastic it uses by some 800 tons a year. The company has already stopped using plastic films and covers for prepared food products, cutting plastic use by 10-25 pct.
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