シャープ、純利益４．６倍 株売却、構造改革で―９月中間
シャープが１２日発表した２０２４年９月中間連結決算は、純利益が前年同期の約４．６倍となる２２９億円だった。構造改革に加え、保有株式の売却益２８２億円を計上し、収益が改善した。
売上高は前年同期比５．３％減の１兆９６４億円、本業のもうけを示す営業損益は４億円の黒字（前年同期は５８億円の赤字）に転換した。欧州で複合機の販売が大きく伸びるなど、スマートオフィス事業が好調だった。
パソコンやスマートフォン向け液晶パネルをはじめとするディスプレーデバイス事業は、費用削減などで営業赤字が縮小した。記者会見した沖津雅浩社長は、同事業の黒字化のめどについて「構造改革を進めているが、期日を断定できるまでには至っていない」と述べるにとどめた。（2024/11/12-19:42）
Sharp Logs 4.6-Fold Growth in Net Profit
Sharp Corp. said Tuesday its consolidated net profit grew by some 4.6 times from a year earlier to 22.9 billion yen in the fiscal first half ended in September thanks to the effect of structural reform and 28.2 billion yen in profits from the sale of shareholdings.
The Japanese electronics company reported an operating profit of 400 million yen for the six months, compared with a year-before loss of 5.8 billion yen, due to strong sales of multifunction copiers in Europe.
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