4月の工作機械受注、10年ぶり低水準 内外需とも半減
日本工作機械工業会が26日発表した4月の工作機械受注総額(確報値)は前年同月比48.3%減の561億4300万円となった。世界的な新型コロナウイルス感染拡大を受け、国内・海外需要とも大きく落ち込み、2010年1月(551億円)以来10年3カ月ぶりの低水準。前年割れは19カ月連続で、減少率は09年9月(62.1%減)以来の大きさとなった。
内需は51.4%減の211億4900万円と約10年ぶりの水準に低迷。主要業種別では自動車向けが61.5%減と下落率が大きく、トヨタ自動車など大手の相次ぐ生産停止が響いた。電気・精密は48.4%減、一般機械は44.5%減。メーカーからは「世界的な景気後退で日本の緊急事態宣言解除後も、厳しい受注環境が続く」との声が上がった。
外需は46.3%減の349億9400万円と10年5カ月ぶりに350億円を割り込んだ。経済活動が停止した欧州向けが66.7%減、北米向けは41.5%減だった。一方、中国向けは26.0%減ったが、前月比では2カ月連続で増加し、生産再開の動きを受けて底打ちの兆しが出ている。(2020/05/26-16:41)
Japan's April Machine Tool Orders Lowest in 10 Years
Machine tool orders received by Japanese makers in April tumbled 48.3 pct from a year before to 56,143 million yen, hitting the lowest level since January 2010, industry data showed Tuesday.
Orders declined for the 19th straight month, reflecting slumping demand from domestic and overseas companies amid the new coronavirus pandemic, according to the Japan Machine Tool Builders' Association.
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