立石義雄氏死去 オムロン元社長、コロナ感染で―80歳
オムロン元社長で、事業の多角化や本格的なグローバル展開を進めた立石義雄氏(たていし・よしお=現名誉顧問)が21日午前0時27分、新型コロナウイルス感染症のため京都市内の病院で死去した。80歳だった。大阪市出身。葬儀は近親者で行う。喪主は長男郁雄(いくお)氏。
京都市によると、立石氏は2日に発熱。5日に医療機関を受診したところ、画像診断で肺炎が確認されたため入院。6日に新型ウイルス検査で陽性と判明し、治療を続けていた。
オムロン創業者、故立石一真氏の三男で、1963年に立石電機(現オムロン)に入社。自動改札機の事業化などに取り組んだ後、87年に47歳で社長に就任した。90年に社名を変更。在任中の16年間で、海外売上高を4倍に拡大するなど国内外合計の売上高を就任時の1.9倍に当たる約5300億円に引き上げた。
財界活動にも積極的に関わり、オムロン会長だった2007年に京都商工会議所の会頭に就任し、今年3月まで13年間務めた。17年旭日重光章受章。(2020/04/21-11:20)
Ex-Omron Pres. Tateishi Dies from Coronavirus at 80
Yoshio Tateishi, former president of Japanese control system manufacturer Omron Corp. , died from infection with the novel coronavirus at a hospital in Kyoto, western Japan, on Tuesday. He was 80.
According to the Kyoto city government, the honorary adviser of Omron broke out in fever on April 2.
He was hospitalized after a medical institution he visited on April 5 confirmed that he had pneumonia in an image diagnosis.
He tested positive for the virus on April 6 and was receiving treatment.
A native of the city of Osaka, also in western Japan, Tateishi, the third son of the late founder of Omron, Kazuma Tateishi, joined the predecessor of the firm in 1963.
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