大麻摘発、最多4321人 昨年、20代以下で増加―覚せい剤押収量も過去最高
昨年1年間の大麻事件の摘発人数が前年比743人増の4321人となり、3年連続で過去最多を更新したことが2日、警察庁のまとめで分かった。主に20代以下で増加しており、同庁は大麻の危険性への認識不足が要因にあるとみて、広報啓発を強化する。
また、覚せい剤の押収量は約2293キロで過去最高を更新。1トンを超えるのは4年連続で、国内で一定の需要が続いているとみられる。
大麻事件での20~29歳の摘発は前年比429人増の1950人で、全体の約45%を占めた。20歳未満は同180人増の609人。このうち高校生は109人、中学生は6人いた。
大麻取締法違反で昨年摘発された人のうち、631人について警察庁が調査した結果、大麻の危険性は「ない」と回答した人が8割近くに上った。理由は「(カナダなど)大麻が合法な国がある」が最多で、「依存性はない・弱い」が続いた。
同庁の担当者は「大麻の危険性の認識が低下していることが分かった。大麻には依存性があり、脳に深刻な影響を与えることを正しく伝える必要がある」と話している。(2020/04/02-10:23)
Record 4,321 People Accused in Cannabis Cases in Japan in 2019
A record 4,321 people were involved in cannabis cases detected by Japanese authorities in 2019, up by 743 from the preceding year, the National Police Agency said Thursday.
The total hit a record high for the third straight year.
The number of such people is growing mainly among people in their 20s and younger, the NPA said, citing a lack of awareness among young people about the danger of cannabis.
Of the total, about 45 pct, or 1,950 people, were in their 20s, up by 429 from 2018. Those under 20 years old came to 609, up by 180, including 109 senior high school students and six junior high school students.
The NPA surveyed 631 offenders against the cannabis control law in cases detected last year. Nearly 80 pct of them said that cannabis use poses no danger.
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