今年は「インドア花見」 自宅に桜、VR体験も―自粛ムードで・新型コロナ
新型コロナウイルスの影響で花見の自粛ムードが強まる中、インドアで桜を楽しむ人が増えつつある。自宅に桜を飾る「うち花見」や、スマートフォンを通じて全国の名所を疑似体験できる「お花見VR」も登場。家の中でも春の訪れを感じられると好評だ。
生花販売大手の日比谷花壇は、家や職場で桜などを飾る「うち花見」を提案。毎週金曜には一部の切り花を1本100円で販売し、写真のネット投稿を呼び掛けている。店頭では桜の鉢植えや切り枝が人気で、「入荷するとすぐに売れていく状態」(担当者)という。
東京都港区の生花販売店「hanane」は、桜の枝や花瓶などをまとめた自宅用の「お花見セット」を販売したところ、すぐに人気商品に。休校中の子供たちの気分転換にと購入した会社員江口幸恵さん(43)=練馬区=は「桜のつぼみが芽吹いていく様子がよく分かる。自分も在宅勤務中だが、ずっと家にいても時の流れを感じられた」と喜んでいた。
一方、民間気象会社ウェザーニューズは、全国32カ所の桜の名所をスマホ越しに楽しめる「お花見VR」を自社アプリで公開。端末の動きに合わせて360度視点を動かすことができ、同社は「ウイルスが心配な方も、安心してお花見を楽しんでもらえる」としている。
桜の愛護・普及活動をしている公益財団法人「日本さくらの会」の浅田信行事務局長は「満開の桜を見るばかりが花見ではない。今年は宴会をせず、今までと違う桜の楽しみ方をするのもいいのでは」と話した。(2020/03/19-13:18)
People Enjoying Cherry Blossoms Indoors amid Virus Scare
Amid a growing mood of voluntary restraint on cherry blossom-viewing parties, a seasonal fixture in Japan, due to the spread of the novel coronavirus, some people have started enjoying the iconic pale pink flowers indoors.
Having cherry blossoms at home or viewing famous cherry blossom spots across the country on smartphones is proving popular as people can feel the arrival of spring without going outside.
Major fresh flower supplier Hibiya-Kadan Floral Co. recommends that people adorn their homes and workplaces with cherry blossoms and other flowers.
The company sells some cut flowers for 100 yen per flower on Fridays, calling on people to take pictures and post them on social media.
Potted cherry blossom trees and cut cherry blossom branches are popular at its stores. "They sell out immediately as they come in," a Hibiya-Kadan official said.
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