2024.09.03 18:38Nation

省庁再々編、改憲に意欲 自民総裁選、林氏が出馬表明―茂木氏、4日会見

 自民党の林芳正官房長官(63)は3日、国会内で記者会見し、党総裁選(12日告示、27日投開票)への立候補を表明した。派閥裏金事件を踏まえ「全力で党の信頼回復に努め、国民の共感を得られる政治を取り戻す」と訴えた。中央省庁の再々編や憲法改正に意欲を示した。正式表明は4人目。茂木敏充幹事長(68)は4日に出馬会見を行う。
 林氏は「政治資金の透明性を上げ、グレーゾーンをなくしていくのが大事だ」と指摘。政策活動費の使途を監査する第三者機関について「米国の連邦選挙委員会(FEC)をモデルとした独立行政機関を検討する」と語った。党所属議員に対する政党交付金の配分を見直すことで「パーティー収入への依存度を減少させたい」と述べた。
 事件に関係した議員の処遇に関しては、石破茂元幹事長(67)が選挙での非公認に言及している。林氏は「党紀委員会(の処分)や党の調査などが行われてきた。ルールとして尊重しなければならない」と慎重に対応する考えを示した。
 行政改革に関し「1府12省庁体制が始まって20年以上たった。しっかり検証し、省庁再々編の議論をスタートさせる」と説明。経済財政運営では「経済あっての財政だ。経済をよくするために必要な財政出動はためらってはならない」と明言した。成長型経済への移行を後押しし、「早いうちにデフレ脱却宣言までたどり着きたい」と述べた。
 党是の憲法改正に関し、3年間の総裁任期中に改憲案の国会発議を目指す意向を示した。選択的夫婦別姓制度については、個人的な考えとして「あってもいい」としつつ、さまざまな意見を集約し「大まかなコンセンサス(合意)をつくり上げるのが責務だ」と語った。
 茂木氏は3日の会見で、「日本の将来に明確なビジョンを示すだけでなく、実行して結果を出すことが大切だ」と述べた。上川陽子外相(71)は会見で、20人の推薦人確保について「少しめどが立ってきた。最後の詰めを行わなければならない」と語った。(2024/09/03-18:38)

2024.09.03 18:38Nation

Japan's Hayashi Announces LDP Leadership Candidacy


Japanese Chief Cabinet Secretary Yoshimasa Hayashi on Tuesday announced his candidacy in the Sept. 27 election to decide the next president of the ruling Liberal Democratic Party.
   The 63-year-old told a press conference that if elected, he will consider an independent administrative agency tasked with monitoring political funds, in light of a money scandal that has rocked LDP factions.
   Hayashi also vowed to reconsider how to allocate money to party lawmakers paid from government grants to political parties, so as to decrease their dependence on political fundraising party revenues to fund their activities.
   He voiced intent to realize a proposal by the Diet, the country's parliament, for a constitutional revision during the three-year term as LDP president.
   On whether the country should introduce a selective dual surname system, Hayashi said that he personally believes it would be "alright" to have such a system.

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