「地震への備え、再確認を」 15日まで毎日状況説明―南海トラフ臨時情報・気象庁
初めて発表された南海トラフ地震の「臨時情報(巨大地震注意)」について、気象庁は連休を前にした9日、臨時情報の対象となっている地域に対して「日頃から地震への備えを再確認し、揺れを感じたら直ちに避難できる態勢を取ってほしい」と注意を呼び掛けた。8日に発生した日向灘を震源とする地震で揺れが強かった地域では「今後2、3日程度は規模の大きな地震が発生することが多い」とした。
同庁は南海トラフ沿いの地震状況を説明するため、15日までの毎夕、「関連解説情報」を発表する。
9日発表の情報では、8日夕の最大震度6弱の地震後、9日午後2時までに震度1以上の地震が13回確認された。地震活動は活発だが、地殻のひずみについては、地震後にみられる通常の変化以外に目立ったものはないという。
また、政府の地震調査委員会の臨時会合も9日開催された。終了後の記者会見で平田直委員長(東京大名誉教授)は「日向灘では、過去にもマグニチュード7~7.5程度の地震が繰り返されており、今回の地震もそのうちの一つ。プレート境界の固着状態が変わったというデータは得られていない」と分析した。(2024/08/09-23:25)
Japan Meteorological Agency Urges Quake Preparation Checks
The Japan Meteorological Agency on Friday called on people in areas covered by its emergency information on a possible megaquake in the Nankai Trough off the country's Pacific coast to check their earthquake preparations.
The emergency information was issued for the first time Thursday following a 7.1-magnitude tremblor off the coast of Miyazaki Prefecture in southwestern Japan that day.
The meteorological agency urged people ahead of the three-day weekend from Saturday in Japan to "reconfirm earthquake preparations from ordinary times and get ready to evacuate immediately if a tremor is felt."
It said that "large-scale earthquakes are more likely to occur in the next two to three days" in areas that experienced intense shaking in Thursday's quake.
The agency is set to release explanatory information on earthquakes near the Nankai Trough every evening until Thursday.
最新ニュース
-
秋本前議員、受託収賄を否認=事業者から7200万円―洋上風力汚職初公判・東京地裁
-
東京株、700円高=米株高で、3万9000円台回復
-
左派オルシ氏が勝利=決選投票、政権交代へ―ウルグアイ大統領選
-
デュポンが7人制最優秀選手=ラグビー
-
医師の男、二審も懲役18年=ALS患者嘱託殺人―大阪高裁
写真特集
-
【野球】慶応大の4番打者・清原正吾
-
【競馬】女性騎手・藤田菜七子
-
日本人メダリスト〔パリパラリンピック〕
-
【近代五種】佐藤大宗〔パリ五輪〕
-
【アーティスティックスイミング】日本代表〔パリ五輪〕
-
【ゴルフ】山下美夢有〔パリ五輪〕
-
閉会式〔パリ五輪〕
-
レスリング〔パリ五輪〕