「カワイイ」が新風 日独デザインで交流
【デュッセルドルフ時事】ドイツ最大の日本人コミュニティーがある西部デュッセルドルフで、日独のデザイン交流プロジェクトが始まった。無駄を省き洗練されたデザインが主流のドイツに、柔らかなタッチやキャラクターの要素を取り入れた日本の最先端の「カワイイ」デザインが新風を吹き込む。
プロジェクト名はデザイン愛を表す「デザインクラッシュ」。第1弾として、2日からデュッセルドルフ中心部の会場で、日本から招いたデザイナーらのカラフルなポスターや、イラストを用いて漢字を表現した作品などを展示。日独のデザイナーがハートのロゴを使ったTシャツを共同制作したほか、来年には大規模なデザイン展を計画している。
現地で活版印刷を手掛ける松本きよ(本名・松本清孝)さんが発案。デザイン事務所を運営するアレクサンドロス・ミヒャラコポウロスさん、リリー・フリーデベルクさんと企画を練り、デュッセルドルフ市が全面的に支援に乗り出した。
訪日経験のないフリーデベルクさんはデュッセルドルフで日本のデザインと出会った。「ドイツでは派手さや遊び心は敬遠されがちだ。日本のデザインには自由さがあり、刺激的だ」と両国の違いを解説した。松本さんは「たくさんの人にデザインの魅力を知ってもらいたい」と意気込んでいる。
日本国内での展開も視野に入れている。デュッセルドルフのケラー市長は「デザインが日本とドイツの架け橋になる」とエールを送り、プロジェクトの成功に期待した。(2024/06/03-13:31)
Exchange Project Introduces Japanese Design to Germans
A Japanese-German exchange project focusing on design has begun in Dusseldorf, which hosts the largest Japanese community in Germany.
As part of the Dezain Crush project, an exhibition of works including those of designers invited from Japan was launched in central Dusseldorf on Sunday.
The works include colorful posters and pieces in which "kanji" Japanese ideographic characters are expressed with illustrations. Designers from Japan and Germany jointly produced T-shirts with an illustration of a heart as part of the project.
The project's organizers are planning to hold a large-scale design exhibition next year.
To realize the project, Kiyotaka Matsumoto, a Japanese letterpress printing artist in Dusseldorf, worked with Alexandros Michalakopoulos and Lilly Friedeberg, who run design offices in the German city.
最新ニュース
-
「まだまだやれる」=田中将の一問一答―プロ野球
-
大谷がビデオメッセージ=プロ野球表彰式
-
巨人の岡本和、王以来のベストナイン=プロ野球
-
ススキノのビルで爆発=男女4人負傷、うち1人意識不明―札幌
-
不二家、ミルキー値上げ
写真特集
-
【野球】慶応大の4番打者・清原正吾
-
【競馬】女性騎手・藤田菜七子
-
日本人メダリスト〔パリパラリンピック〕
-
【近代五種】佐藤大宗〔パリ五輪〕
-
【アーティスティックスイミング】日本代表〔パリ五輪〕
-
【ゴルフ】山下美夢有〔パリ五輪〕
-
閉会式〔パリ五輪〕
-
レスリング〔パリ五輪〕