損保大手、火災保険料引き上げ １０月に１０％、災害激甚化で
損害保険大手４社が火災や自然災害による住宅の損害などを補償する火災保険の保険料を見直し、１０月から全国平均で１０％程度引き上げることが８日、分かった。引き上げは２年ぶり。自然災害の激甚化や住宅修理費の高騰を背景に保険金の支払いが増加しているため値上げする。
４社は東京海上日動火災保険、損害保険ジャパン、三井住友海上火災保険、あいおいニッセイ同和損害保険。
東京都内にある築３０年の木造一戸建て住宅の場合、保険金額２０００万円の契約の保険料は年間約４万９０００円から約５万２０００円に３０００円程度上がる。
火災保険料では、損保会社を会員とする損害保険料率算出機構が各社のデータを基に将来の保険金支払いに過不足がない純保険料率（参考純率）を算出。各社はこれを参考に、人件費などの必要経費を付加して最終的な保険料を設定している。
機構は昨年６月、自然災害の激甚化などを背景に参考純率を全国平均で１３％引き上げると金融庁に届け出て、承認を受けていた。（2024/05/08-17:55）
Japanese Fire Insurance Fees to Rise 10 Pct in Oct.
Japan's four major nonlife insurance companies will raise fire insurance premiums by an average of some 10 pct nationwide in October, it was learned Wednesday.
The hikes will be the first in two years, reflecting increasingly severe natural disasters and higher costs for house repairs.
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