ネット融合店、26年度に5割へ 投資拡大で攻勢―オンワードHD社長
アパレル大手オンワードホールディングス(HD)の保元道宣社長は1日までにインタビューに応じ、傘下のオンワード樫山で展開する実店舗とオンラインストアを融合した「OMO型店舗」について、2026年度に全店の5割に増やす目標を明らかにした。デジタル関連投資も拡大し、攻勢をかける考えだ。
OMO型では、「23区」や「J.プレス」など複数ブランドを一つの店舗で扱うほか、オンラインストアで事前に取り寄せた服を試着し購入もできる。開始から3年で130店を超え、全店の2割に達した。保元氏は「手応えを感じており、加速させたい」と店舗拡大に意欲を示した。
オンワードHDは、24年度からの3年間でデジタルトランスフォーメーション(DX)関連を中心に700億円規模の投資を行う。OMO型拡大のため、システム面を強化するとともに、取り寄せた服を保管するバックヤードの改善なども進める。
保元氏は「オンラインと実店舗両方で買い物をされる方の金額は1年で15万円規模になる。お客さまとの接点をより強くしたい」と強調した。(2024/05/01-20:31)
INTERVIEW: Onward to Increase Stores with Online Features
Japanese apparel group Onward Holdings Co. will sharply increase physical outlets with features of online shops, President and CEO Michinobu Yasumoto has said.
At key subsidiary Onward Kashiyama Co., the number of such outlets topped 130 three years after the first one opened. They account for 20 pct of the company's total physical stores.
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